福林寺跡磨崖仏
場所:滋賀県野洲市小篠原
福林寺跡磨崖仏は、野洲市の堂山と呼ばれる地域にある小磨崖仏群である。
福林寺跡磨崖仏には、大きな岩に高さ約45cmの地蔵菩薩立像13体が平肉彫りされてるものや、
阿弥陀如来像2体と観音立像1体が彫り出されているものがあり、どちらも室町時代初期の作品である。
ただ残念なことに、たくさんあったであろう磨崖仏は、近代前には大阪に持ち出されてしまったようだ。
観音立像の岩にもノミで切り取ろうとした跡が今も残っている。
■次ページ
■もどる