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竹成大日堂 五百羅漢


場所:三重県三重郡菰野町竹成2070

三重県三重郡菰野町にある大日堂の境内には多くの石仏がある、三重県指定の史跡、竹成五百羅漢(たけなりごひゃくらかん)である。
大日堂は太平山松樹院と称し、この松樹院は願行寺の門前にあったお堂を、 竹成出身の僧照空が現在地に移し、敷地内に五百羅漢を建立したものである。

この竹成五百羅漢は1852年2月に照空(神瑞)が、大日堂の境内に15年の歳月を費やして完成させたと伝えているが、 実際のところは、照空より依頼をうけた桑名の石工、石長こと藤原長兵衛一門により、1866年に完成したと言われている。 その後1876年、地租改正時に起こった伊勢暴動によって大日堂が焼かれ、廃仏毀釈の影響で、 残念なことに破壊されたり、持ち去られるような事もあったという。

石像群は小高く盛られた土山に、東側を正面にして、釈迦三尊を主尊とする羅漢像、大日如来を中心とする密教系の明王、 天部などの石像で構成されており、正面入り口より、地蔵菩薩、三蔵法師、弥勒菩薩、南側に願主照空、閻魔大王、 北側には天照大神、天狗、七福神、釈迦苦行像、三猿などの石仏が並んでおり、石仏の裏側には尊者名と番号が記されているが、 記されていない石仏もある。












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