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雲辺寺 石仏群


場所:徳島県三好市池田町白地

徳島県三好市にある雲辺寺(うんぺんじ)は、雲辺寺山山頂にあり、 四国八十八箇所の第六十六番札所で、八十八箇所中で最も標高が高い札所である。 真言宗御室派の寺院で、巨鼈山、千手院と号する。 本尊は千手観世音菩薩。阿波秘境祖谷渓・大歩危七福神霊場めぐりの毘沙門天。

789年に佐伯真魚(後の空海・弘法大師)が善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、 この地を霊山と感得し堂宇を建立したことを起源とする。
空海はまた、807年には秘密灌頂の修法を行い、さらに818年に嵯峨天皇の勅命を受けて本尊を刻んで、 七仏供養を行ったという。後に「四国高野」と呼ばれ、僧侶の修業道場となり、清和天皇の勅願寺ともなった。

鎌倉時代には七堂伽藍が整えられ関所寺となった。1577年土佐を統一し、 四国制覇を狙う土佐の戦国大名・長宗我部元親が雲辺寺を訪れ、住職の俊崇坊に四国統一の夢を語ったという。

雲辺寺の石仏群は、それぞれの石仏の個性が富んでおり、表情が豊かなのが特徴である。












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